
・タイトル
アラジン(原題“Aladdin”)
・監督
ガイ・リッチー
・出演者
メナ・マスード
ナオミ・スコット
ウィル・スミス
他
・公開年
2019年
ディズニーが贈る不朽の名作「アラジン」を実写映画化。ジーニーがまんまウィル・スミスです。
オススメ度 ★★★★★
・あらすじ
生きるために盗みを働きながらも真っ直ぐな心を持ち、人生を変えるチャンスをつかもうとしている青年アラジンと、自立した心と強い好奇心を抱き、自由に憧れる王女ジャスミン。2人の運命的な出会いをきっかけに、それぞれの願いは動き始める。そしてアラジンは、邪悪な大臣ジャファーの甘い誘いに乗り、魔法の洞窟からランプを引き受けるが……。
映画.comより
・感想ネタバレ含む
最近はディズニー作品が次々と実写化され話題となっていますよね。
シンデレラや美女と野獣、くまのプーさん、ダンボ、ライオンキング、来年2020年にはムーランが実写化されます。
そのうちの一つとして今回公開された作品がアラビアンを舞台としたアラジン。
アラジンといえば一番にあの名曲が頭に浮かびますよね。
そうです、ホールニューワールド。
ホールニューワールドを歌いながら魔法の絨毯に乗るシーンは1992年に公開されてから今でも色あせることないですもんね。
その名曲がどうアレンジされているのか、原作のクオリティーが高い分どう実写化に落とし込むのか、名作であるからこそみなさんの期待値もめちゃくちゃ高くなってると思うんですよね。
ですが、その期待をはるかに超えるほどの作品となっていると僕は思います。
ということで、観てまいりましたよ。
想像以上に素晴らしくて驚きました。
今までのディズニー実写映画にはなかったド派手な演出が本作品にはふんだんに盛り込まれていたと感じました。
ジャスミンの衣装はきらびやかなグリーンとピンクでアラビアンな感じがゴージャス。
ジーニーの魔法によるダンスシーンも迫力満点。
アラジンのアクロバットもジャッキーチェンばりの身のこなし。
それから、身分が違う恋模様もこの作品の特徴ですよね。
本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンとアグラバーのプリンセスジャスミン。
互いの世界は天と地の差ほどありますが、地位や名誉などの上っ面な肩書きよりも、心の奥底にある誠実さや素直さに勝るものはないとこの映画は教えてくれます。
また、原作を忠実に再現しており、非の打ち所がないくらいでしたね。
一つあるとしたら、ジーニーがまんまウィル・スミスなところくらい。笑
ネットではバズりにバズった”青いウィル・スミス”ジーニー。
出演するシーン全てにおいてアラジンよりも注目を集めてしまう“ウィル・スミス”ジーニー。
不評も多かったはず…
そんなジーニーですが、観てるとだんだんあの陽気な感じとか、魔法を使いまくるとことか原作の良さをそのまま実写に落とし込んでいたので、開始早々ですんなり受け入れることができました。
そんなジーニーの好きなところは、
アラジンのことをご主人様の中で初めて友達と呼んだところやルールを破って海の中から助け出したところなど、アラジンはジーニーにとって特別な存在として接しているところ。
不思議なもので、あれだけ不評だったのに観終わった後はウィルスミスが適任だと誰もが思うはずです。
それだけ中身が濃く素敵な作品だったということです。
この作品の主人公は言わずともわかるようにアラジンですよね。
ですが、本作ではアラジンよりもジャスミンに焦点を当てていたように感じました。
そんなジャスミンを演じるナオミ・スコットは現実世界に現れたプリンセスそのもの、エキゾチックな顔立ちにきらびやかな衣装を身にまとったその美しさは息をのむほどでした。
また、ジャスミンが歌う『スピーチレス〜心の声』は、ディズニー音楽の神様アラン・メンケンと『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』のチームに制作され、ジャスミンの力強さとアグラバーの王女になって国を守っていく決心が見事に表れていました。
そして、一番の見所であるアラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を飛び回るシーン。
夜のアグラバー上空を魔法の絨毯で眺めることができるなんてものすごく素敵ですよね。
そこに名曲”ホールニューワールド”が流れ出した瞬間、一気に感動が押し寄せてきましたよ。
感動しすぎて泣けてきました。笑
アニメとはまた違った大人な印象を受け、ロマンチックなムードに心酔いしれておりました。
最後にこれだけ、
アラジンの純粋さ、真っ直ぐな心にものすごく感動しました。
3つの願いを叶えるチャンスをもらえたアラジンでしたが、最後の一つでジーニーを人間へと変えるのです。
人間となったジーニーとアラジンが抱き合うシーンにはグッとくるものがありましたね。
自らの私利私欲よりも人の幸せに気づいてあげられるアラジンがとても好きになりました。
劇中で流れるアラジンの名曲をご自宅でも!
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。