
・タイトル
君は月夜に光り輝く
・監督
月川翔
・出演者
永野芽郁
北村匠海
今田未桜
他
・公開年
2019年
余命ゼロのまみず。彼女のやりたかったことを代行する卓也。彼女が最後に託した想いとは。
オススメ度 ★★★★☆
・あらすじ
高校生の岡田卓也が出会った同級生の渡良瀬まみずは、不治の病である発光病で入院生活を送っていた。細胞の異常によって皮膚が発光するその病気は、死が近づくにつれて光が強くなり、成人するまで生存した者はいない。卓也は、病院から外出が許されないまみずに代わり、彼女の願いを実行し、その感想を彼女に伝える「代行体験」を始め、まみずは卓也との代行体験を通し、人生の楽しみを覚える。次第に2人の距離は縮まっていくが、卓也とまみずは避けることができない死の恐怖に襲われる。
映画.comより
・感想ネタバレ含む
感動しましたよ。
涙なしでは見れないんですよねこういうのは。
最初のシーンで、あ、この子死んじゃうんだとわかった時点で泣くの決定ですもん。
観るときはハンカチ必須ですよ。笑
『君の膵臓をたべたい』でメガホンをとった月川監督が手がける今作。
映像も物語の流れもどことなくキミスイと似ていたように感じました。
彼氏役で同じ北村匠海を起用していたのでなおさら。
でもこの役がどハマりだと個人的には思います。
何も考えてなさそうに見えて中身はバリッバリの男前なところが観ている人の心を鷲掴みするんですよね。
それから、キミスイと似ていてちょっとなというわけではなくて、また違った面白さがあって、考えさせられる部分もあって、悲しみもあるけどそれよりもどこか温かく感じさせられる作品でした。
永野芽郁演じる余命ゼロの彼女、渡良瀬まみず。
余命ゼロの理由は、余命宣告されてから1年経っているからだそう。
話逸れますが、永野芽郁が可愛い!笑
透明感ありすぎで透けてる!笑
ということはさておき、
彼女は未だ解明されていない不治の病「発行病」を患っています。
観終わって早速調べましたよ発行病。
架空の病気だったんですね。笑
基本何でも信じるんで、現実にある病気だと思って完全に信じちゃいました。笑
発行病とは細胞異常により皮膚が発光し、死期が近くなるとその光は強く輝き、成人するまで生存できないというもの。
そのため病院での臨床試験のため外出を禁じられているのです。
そこでたまたまクラスの代表でまみずのお見舞いに来た卓也にノートに書かれている叶えられない願いを代行という形で叶えてもらったのです。
病院から出られないので、スマホでビデオ通話しながらやりたいことを一緒にやっている姿を見てほっこり。
まみずが無邪気に喜んでる姿にもほっこり。
遊園地で遊ぶ代行をしたときに遭遇したおじさん(ジャングルポケット斉藤)がいいキャラで。笑
ジェットコースターで卓也の隣に座った瞬間笑ってしまいましたよ。笑
一番爆笑したシーンだったかな。笑
この映画では“生きる”とはなんなのかを考えさせられるものになっていると思います。
まみずのように不治の病を患いながらも懸命に生きようとする姿。
卓也のように辛い過去を背負いながらも毎日を生き抜く姿。
まみずは卓也にお願いした代行を通して生きることの楽しさを。
卓也はまみずが病気と懸命に闘う姿を見て生きる糧を。
お互いが出会ったことで生きることの意味や楽しさを見出せたのではないでしょうか。
最後にこれだけ、
まみずは卓也と出会って、生きたくて生きたくてそれでも死と向き合って。
生きたい理由って人それぞれですが、最終的には大切な誰かがこの世にいるからなんだと思います。
家族や友人、恋人。
この人がいるから生きたいと思えるような出会いがその人の未来を明るく照らすのです。
まみずも卓也も同じくそう思ったのでしょう。
まみずが託した最後の願いは、この世界にいなくなったとしても卓也が見たこと経験したことを心の中にいる私に教えてほしいということ。
たとえいなくなっても卓也の心の中では永遠に生き続ける。
そうまみずは思うことで前向きに死を受け入れたんですかね。
透明感があって、純粋で、素敵な映画でした。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。