・タイトル
フローズン(原題“Frozen”)
・監督
アダム・グリーン
・出演者
ケヴィン・ゼガーズ
ショーン・アシュモア
エマ・ベル
他
・公開年
2010年
とあるスキー場でのお話。係員の手違いで、男女3人がリフトに取り残されちゃうだけの、特に大きな展開もなく、リフトから降りることだけを考えてる映画。
オススメ度 ★★☆☆☆
・あらすじ
新鋭アダム・グリーン監督が手掛けるソリッド・シチュエーション・スリラー。スキー場にやってきたダン、ジョー、パーカーの3人は、日暮れ前に最後の滑りを楽しもうとリフトに乗り込むが、山頂への途中でリフトが停止してしまう。大声で助けを呼ぶが届かず、地上15メートルの空中に置き去りにされてしまう。ゲレンデが営業を再開するのは1週間後。3人は食糧不足とマイナス20度の極寒に耐え切れず、何とか脱出を試みるが・・・。
映画.COMより
・感想 ネタバレ含む
リフトに取り残されるなんて、まずあり得ませんよね。笑
このスキー場の運営どうなってんだって感じ。
死を覚悟すると人間って何でもできちゃうんですね。
物語中盤まではリフトで助けを呼ぶための相談ばかり。
そこから少し展開していきます。
除雪車らしき車がリフトの下を通ったにもかかわらず、叫んで助けを呼ぶだけ。
当たり前だが、除雪車のエンジン音て凄まじいですよ。
気づいてくれるはずがありません。
一応スキーのストックやらゴーグルを投げてみるも気づいてもらえず。
思ったんですけど、スキー板とかボード投げたほうが気づいてもらえたんじゃ・・・。笑
そんなこんなも虚しく、
リーダー的存在であるダンがリフトから飛び降りて助けを呼ぶと提案。
ジョーやパーカーはここで待とうと提案しますが、そんなのおかまいなしに飛び降りちゃいます。
高さ15メートルのところから飛び降り、着地したと同時に両足の骨が皮膚を突き破ります。
グロテスクすぎる・・・
そりゃあんな高いところから、夜の凍った雪の上に着地したら誰が考えてもそうなりますよね。
しかも直立の状態で。笑
ですが、実際こういうことが起きたらそうせざるを得ないかもしれませんが、飛び降りる前にリフトのケーブル伝えばよかったじゃんって思いました。
そこにオオカミがやってきちゃいます。
ゲレンデにオオカミってどんな管理してんのって思わず突っ込んじゃいました。笑
日本じゃ考えられないけど、アメリカ北部ではあり得るのかな?
足2本折れてるダンはオオカミに囲まれて集団リンチ。
残念ながら亡くなってしまいます。
最終的に生きてるパターンかなっても思いましたが、そんなことはありませんでした。
そんな中、パーカーは飼い犬のことが心配と泣き始めます。
今自分の置かれてる状況理解してんの?
彼氏オオカミに食われてんだよ?
って感じですけど、
飼い犬が大事なんでしょうね彼女は。
一緒に乗ってるジョーも呆れた顔でパーカーを見たような気がします。笑
やっぱり、極寒の中に長時間いると思考がおかしくなってしまうんでしょうね。
ダンは、飛び降り救出大作戦失敗に終わりましたが、次はジョーがケーブルを伝って柱までの脱出を図ります。
何でだろ、ジョー、まさかの懸垂で柱に向かいます。
何で足使わないの!?
って思いながらも何とか柱に到達。
ですが、下にはオオカミの群れ。
一度襲われ、ストックで追い払うも、
助けを呼びに行ってくる!
とスノーボードにまたがりそのまま滑って助けを呼びに。
その後ろを2匹のオオカミが追います。
スノーボードにまたがって下るのはいいけど、ストック置いていくのは自殺行為だと思うんですが・・・。笑
夜が明けても誰も助けには来ず、一人取り残されたパーカー。
成すすべがなく、飛び降りることを決意しますが、ジョーがケーブルを伝っているときに外れかけていた金具がとうとう外れ、奇跡的にケーブルに引っかかり、丁度いい高さからようやく降りることができます。
落ちてきたリフトで少し足を痛めましたが、転がりながらゲレンデを下ります。
道中、オオカミの群れと遭遇しますが、それはジョーが食べられている無残な状況。
オオカミはジョーに夢中で、パーカーは奇跡が重なり難を逃れ、救出されます。
特に何もしていない彼女がアッサリと助けられてしまう。
無理に動く人間ほど死んでしまうのか、はたまた動かなければ全員助かっていたのか・・・
3日間リフトに取り残されていたが、シーンは終始リフトと3人以外ほとんど映されないままで、ちょっと退屈になっちゃいました。
観る前からタイトルでなんとなく予想はしていたんですけどね。
そういえば、序盤で出てきたシャロンって女性。
どっかで活躍してくれるのかなって期待してましたが、特に展開もなく彼女とはそれっきりでしたね。
最後にこれだけ、
この映画での一番の怖さといったら、凍てつく寒さや誰も助けに来ない状況というよりも、オオカミでしたね。笑
スキー場の営業が終わり、
人がいなくなった途端に飢えたオオカミが襲ってくるようなスキー場の存在が一番怖いです。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。