
タイトル
スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題“STAR WARS :The Rise Of Skywalker”)
監督
J・J・エイブラムス
出演者
デイジー・リドリー
ジョン・ボイエガ
アダム・ドライバー
他
公開年
2019年
おすすめ度 ★★★★★
あらすじ
はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦に託された──祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継いだカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイ。そして、R2-D2、C-3PO、BB-8 ら忠実なドロイドと共に銀河の自由を求めて戦い続ける、生きる英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち…。さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンもエピソード・シリーズでは『スター・ウォーズ エピソード 6/ジェダイの帰還』以来の再登場。果たして、彼らを待ち受ける運命とは?そして、いかなるエンディングを迎えるのか?
Filmarks映画より
感想(少しネタバレ含む)
映画史に燦然と輝くスターウォーズが完結するとなれば黙ってはいられない筆者です。笑
チケットを買い、売店でポップコーンとコーラを注文。
そして座席に座りポップコーンをつまみながら巨大なスクリーンを眺める。
いつも見ている光景なのに今日だけは違う。
そう、あのスターウォーズがこれで終わりを迎えるからだ。
スターウォーズと共に歩んできたと言っても過言ではない僕の人生。
長い歴史が幕を閉じるというのは感慨深く、しみじみと開演を待った。
そしてスクリーンに映し出されるや否や、パァァーン!という音と共にSTAR WARSの文字が目に飛び込んできた瞬間、一滴の涙が頰を伝ったのであった。
茶番はそこまでにして。笑
とりあえず感動の一言です。
終わっちゃうんだなと寂しさもあり、ありがとうという感謝の気持ちもあり。
スターウォーズに夢中になっていた幼い頃を思い出しながら観てました。
スターウォーズというと、今から42年前に『スターウォーズ/新たなる希望』が公開され、当時としては画期的な映像技術が用いられ映画界にとてつもない衝撃を与えたといいます。
エピソードⅣから公開されたのは、当時ではエピソードⅠを製作する映像技術がなかったからだそう。
それから21年後の映像技術が進化を遂げた時代に『スターウォーズ/ファントム・メナス』が公開されたのです。
ジョージ・ルーカスはそこまで見越して映画を製作していたとなると、とてつもない天才であったと伺えますよね。
その偉大なジョージ・ルーカスが監督を降り、後任にJ・Jエイブラムスが監督を務めると聞いたときはホッとしたのを覚えています。
『スター・トレック』『SUPER8』『LOST』の監督を務めた経歴があり、どの作品も素晴らしい出来であるからです。
彼ならすごい作品を作ってくれると信じた結果、今回見事にスターウォーズを完結させてくれました。
さすがJ・Jエイブラムス。
さて、今作の感想ですが、かなり面白いです。
スターウォーズのラストにふさわしい終わり方でした。
けど、ツッコミどころも多々ある。
にしても、レイの出生の秘密が明らかになったときは驚いたなー。
大体は予想してたけど、まさかね。
劇中でチューバッカがさらわれた船をフォースで引き止めていたときに出たライトニングで確信しちゃいました。笑
あー、あの方と関係があるのねって。笑
だからあれだけのフォースを持っていたんですね。
ですが、この設定は賛否両論意見が分かれるかなと思いますねー。
「パルパティーンって結婚してたの?」
「息子って何者なの?」
とかいろいろ疑問が浮上してきますよね。
でも『最後のジェダイ』は監督が違うみたいですから、そこをうまく繋げられただけでもすごいんですよね。
それから、ウェイファウンダーとかシスの短剣とか今作で出てきた謎のアイテムたち。
スターウォーズの世界観にマッチしなさすぎて拍子抜けもいいところ。
ダース・シディアスとレイを出会わせるためだけの道具としか思えず、ちょっと残念なところではありましたね。
今までスターウォーズをたくさん観てきたんですけど、フォースを使って傷って治せるんでしたっけ?
確実に前作まではそんなことなかったでしょ。
だったら『ファントム・メナス』の時にクワイ・ガンのこと助けることできたんじゃないかって思いますよね。
レイはズバ抜けたフォースを持っていたからだって聞けば少しは納得できますけど、カイロ・レンにまでその能力があるなんてね。
しかもカイロ・レンは死んだレイを生き返らせてますからね。
そこらへんの設定はいかがなものなのかファンとしてちょっとだけ許せない部分ではありました。笑
まあ、そんなこと言ってたらキリないんで、シリーズ史上最高傑作にしなければいけないハードルが存在するがゆえに生まれるものだと思ってますから、そこは気にしないようにします。笑
しかし、レイがものすごく強い。
『フォースの覚醒』の時からその能力は遺憾無く発揮されてましたが、今作を観て納得ですね。
そりゃ修行する前からあんだけ最強のフォースをお持ちなわけだ。
少しわがままを言うと、もっとライトセーバーでの戦いが観たかった。
個人的にムスタファーの戦いが一番好きです。
ラストはシディアスのライトニングをライトセーバーで跳ね返して終わったわけですが、シディアスのライトセーバーさばきをもう一度拝みたかったなー。
さすがにシディアスがライトセーバー持ったらレイは敵うはずないか。笑
レイがライトニングを受け止めてる時、フォースと一体化したジェダイたちの声が聞こえてきたのには感動させられました。
ですが、僕としてはもっとすごいサプライズが用意されてるのかなと思いながら観てたので、声だけだと少々物足りない感じもありました。
まあ、トータル最高でしたけどね。
最後にこれだけ、
スターウォーズはスカイウォーカー家が主体となって話が進んでましたが、実は陰の主役として存在していたのがパルパティーンだったんですね。
銀河を支配しようとしていた悪玉パルパティーンの血を受け継ぐ者が、その血を絶やし銀河に安寧をもたらすなんて。
ラストでレイが、「レイ・スカイウォーカー」と名乗ったときは、この世から完全にパルパティーンは消滅したんだと証明した瞬間であり、スカイウォーカー家に夜明けをもたらした瞬間でもありましたね。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。