
タイトル
ジョーカー(原題“JOKER”)
監督
トッド・フィリップス
出演者
ホアキン・フェニックス
ロバート・デニーロ
ザジー・ビーツ
他
公開年
2019年
おすすめ度 ★★★★★
あらすじ
孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。
Yahoo!映画より
感想ネタバレ含む
話題のジョーカー観てきました。
吹き替えで観ようと思ったんですけどないんですねー。
なので字幕での鑑賞。
字幕しかない意味がわかりました。
むしろ吹き替えなくて正解かも。
あの笑い方といい不気味さといい全てがホアキンにしかできない演技だと思います。
いい意味で気持ち悪さが全開でした。笑
本作はR-15指定なので、子どもは鑑賞することができません。
なかなかグロいシーンも多くて、過激な発言も多くて。
ハッピーな映画とは真逆な作品となってるので観る際はお気をつけて。
愛する人に裏切られ、尊敬していた人に馬鹿にされ、好きな人に疎外され、社会からも突き放された男。
その男がジョーカーへと変貌する姿を描いた作品。
誰があの史上最恐の犯罪者ジョーカーを生んだのか。
ただ愛されたいだけ、認められたいだけ、必要とされたいだけ、それだけをアーサーは求めていただけなのに。
笑っているのに目には悲しさを浮かべている。
ただのサイコパスという言葉だけでは片付けることのできない彼の苦悩や葛藤が描かれています。
彼にものすごく共感する部分も多くあるんですが、そんなこと軽々しく言えないという思いもあり。
ジョーカーを生んだのはゴッサムシティとウェイン家だと思う。
そのジョーカーによって生み出されたのはバットマンであり、この映画を観ると正義とはなんなのか考えさせられます。
善悪の捉え方は人それぞれなんだと感じるところがありました。
ラスト、ゴッサムシティが燃えているシーンでジョーカーが言った「燃えている街は美しい」という言葉も、そこに至るまでの過程を知ればわかるような気がします。
ジョーカーは誰もが成り得る存在であり、生み出すのは紛れもなく周りの環境。
正義と悪の定義はなんなのか。
アーサーのやり方は許されることではないけれど、それが彼なりの正義なのではないか。
うーん、なかなか難しい内容だったー。
最後にこれだけ、
迷わず観て欲しい映画です。
鬱になる映画とか言われてますけど全然そんなことないです。
いい映画を観たなって心から思える作品ですよ。
それから、
ダークナイトではジョーカーとバットマンの対決が繰り広げられます。
ジョーカーを観た後はぜひダークナイトの鑑賞もオススメします。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。