・タイトル
インクレディブル・ファミリー(原題“Incredibles 2”)
・監督
ブラッド・バード
・声優
ボブ(Mr.インクレディブル):クレイグ・T・ネルソン
ヘレン(イラスティガール):ホリー・ハンター
ヴァイオレット:サラ・ヴォーウェル
ダッシュ:ハック・ミルナー
フロゾン:サミュエル・L・ジャクソン
・公開年
2018年
ディズニーピクサーが贈る、スーパーヒーロー家族の愛と冒険を描いたフルCGアニメーション作品。前作に引き続き、家族の様々な能力を駆使し、世界を守るために奮闘する物語。
オススメ度 ★★★★☆
・あらすじ
妻のヘレンや娘のヴァイオレットら家族と、ごく普通の生活を送っていたMr.インクレディブルことボブ。だが、あることをきっかけに、ボブと同じ驚異的なパワーを持つヘレンが正義のヒロイン、イラスティガールとして再び活躍するようになる。そこでボブは、彼女に代わって家事や生まれて間もない息子ジャック・ジャックの世話をするが・・・。
シネマトゥデイより
・感想 ネタバレ含む
2004年に前作が公開されてから14年の月日を経てついに続編の公開となりました。
インクレディブルは前作のときも映画館に足を運び観に行った記憶があります。
家族それぞれの能力を駆使したアクションでハラハラドキドキするストーリー展開に加え、家族愛に溢れた作品となっています。
日本語吹き替え声優陣は豪華な顔触れとなっており、前作に引き続きボブ(Mr.インクレディブル)には三浦友和、ヘレン(イラスティガール)には黒木瞳、ヴァイオレットには綾瀬はるかとなっている。
また、新しいスーパーヒーローとして、次元空間移動の能力を持つヴォイドには小島瑠璃子、電気を自由自在に操る能力を持つヘレクトリクスをサンシャイン池崎が演じてます。
冒頭では、ドリル戦車に乗った強盗をインクレディブルファミリーが食い止めようとするシーンから始まります。
そこでは家族総出で戦っており、ヒーロー系の好きな私としては個々の能力が遺憾なく発揮されているシーンの連続なのですごく見応えがありました。
今作では前作に引き続きインクレディブル一家の物語となっていましたが、ヘレン(イラスティガール)がメインとして活躍していることのほうが多い気がしました。
ヒーロー活動禁止の法律を変えようとする支援者の援助によりヘレンはイラスティガールとして再びヒーロー活動を行います。
ヘレンはイラスティガールとして任務へ
ボブは専業主夫として家事や子育てに奮闘
まさに現代社会の今をそのまま表現しているように思えます。
一昔前までは、男は働いてなんぼって言われてましたが、時代は変わり、専業主夫なんて言葉まで使われるようになり、必ずしも男が稼がなければいけないなんて選択肢はなくなってきているんだなってこの映画を通じて感じました。
ボブはなれない家事や子育てがうまくいかず困窮する反面、ヘレンはイラスティガールとして任務を順調にこなし成果を重ねており、そんなヘレンに対しボブは嫉妬心をあらわにしてしまいます。
男性には多いですよねこういう嫉妬心を抱く人。
プライドが高い男性にはよくあることで、自分より妻のほうが収入が高いとどこか腑に落ちなくなったり。
ボムも昔の経歴がすごいだけに、イラスティガールには負けられないという思いが出ちゃったんでしょうね。
支援者の元にはヘレンの他にも様々な能力を持った人たちが登場しました。
次元空間を操る能力、電気人間、ゲロみたいなマグマ吐くやつ。笑
新たな仲間がたくさん登場するのも見どころの一つでしたね。
個人的にはヴァイオレットの能力が好きです。
イラスティガールの任務を妨げる、スクリーンスレイバーっていう敵も出てきましたね。
前作では、インクレディボーイっていうインクレディブルに憧れて、「おれもスーパーヒーローだ!」なんて勝手に騒いじゃう厨二病感満載の敵でしたが、今作では街中のモニターを乗っ取り、人々を催眠状態にする厄介な敵でした。
イラスティガール、インクレディブル、フロゾン、その他ヒーローは全員スクリーンスレイバーに捕まってしまい、催眠ゴーグルで操られちゃうんですね。
助けに行くのはもちろんダッシュとヴァイオレットとジャック・ジャック。
そういえば、今作の見どころとしてジャック・ジャックの能力がありましたね。
前作のラストでちょこっとだけ出ましたが、悪魔の姿になったり炎を纏ったりメタル化するなど、複数の能力を操れることはなんとなくわかってました。
今作では新たな能力が現れ、
1.電気を纏う
2.目からビーム
3.分身
4.異次元浮遊
5.壁を通り抜ける
6.浮遊
7.くしゃみジェット
8.変身
9.巨大化
10.プルプルふにゃふにゃになる
11.悪魔の姿で炎を纏う
これだけあると、ジャック・ジャックの能力の高さが伺えますね。
もしかしたら、ジャック・ジャックが一番強い気がします。
そういえば、もう一つ見どころとしてヴァイオレットの恋愛がありました。
トニーっていう同級生がヴァイオレットに一目惚れするんだけど、ヒーローである姿を偶然見られ、ヴァイオレットの記憶全てを消されてしまうかわいそうな子なんだよね。
ヴァイオレットの気持ちを考えると心が痛みますが、ロバートは必死で二人をくっつけようと行動する姿に娘を想う親の気持ちがふつふつと伝わってきました。
ヴァイオレットもその気持ちに気付いたようで、家族愛って素敵だなって思いました。
ダッシュは…算数のわかんなくて頑張って勉強してました。笑
少々脱線してしまいましたが、
操られていたヒーローたちはダッシュ、ヴァイオレット、ジャック・ジャックの活躍で見事に解放され、ヒーロー活動禁止の法律はなくなり、ヒーローたちが自由に活動できる世の中になり物語は終わりました。
最後にこれだけ、
今作は子供から大人まで幅広い年代の方が楽しめる作品になっていると感じました。
やはり特殊能力を持つスーパーヒーロー物って見応えありますよね。
似たような作品だと、X-MENとか、海外ドラマのHEROESとか、日本でいうと僕のヒーローアカデミアとかストレイヤーズ・クロニクルとかですかね。
いろんな能力が出てきて、見ていて飽きないというか、次から次へと展開していく能力がかっこよくて見入っちゃうんですよ。
スーパーヒーローが数多く登場する今作。
全員の特徴を最大限に生かしたアクションも大きな見どころとなっており、観ている人に興奮と感動を与えてくれること間違いなしの作品です。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。