・タイトル
ウィロー(原題“WILLOW”)
・監督
ロン・ハワード
・出演者
バル・キルマー
ジョアンヌ・ワーリー
ワーウィック・デイビス
他
・公開年
1988年
独創的でジョージー・ルーカスの世界観で満たされた作品。どこか日本を感じさせられるところもあり。
オススメ度 ★★★☆☆
・あらすじ
ノックマール城を拠点とする悪の女王バヴモルダ(ジーン・マーシュ)は魔術によって権力を欲しいままにしていたが、体に印を持つ特別な子が生まれ女王を殺すだろうという予言を恐れていた。女王は生まれた子を殺すつもりだったが、助産婦によってその希望の子は秘かに城外の川に流され、ネルウィン谷に流れついた。それを保護したのがネルウィン族の農夫ウィロー(ワーウィック・デイヴィス)だった。彼は長老オールドウィンの指示に従い、親友ミゴッシュらとともに最初に会ったダイキニ族に赤ん坊を渡すために旅立った。森を抜けたところで一行は宙吊りの檻に拘置されている戦士マッドマーティガン(ヴァル・キルマー)に赤ん坊をあずけるが、その矢先ブラウニー族の乗る鷹に赤ん坊は連れ去られ、ウィローもミゴッシュも捕えられてしまった。その夜、光輝く妖精の女王シャーリンドリアが現われ、ウィローはこの希望の子エローラを守るために選ばれたのだと告げられる。次の日、彼はブラウニー族のフランジーンとロールの案内で、良い魔女フィン・ラゼル(パトリシア・ヘイズ)に会うため再び旅立つが、マッドマーティガンと再会した旅籠で赤子捜索に来たバヴモルダの娘ソーシャ(ジョアンヌ・ワーリー)と衝突。いったんはうまく逃れたもののバヴモルダの呪いでフクロネズミに変身させられていたフィン・ラゼルともども遂に捕まってしまう。ケール将軍(パット・ローチ)がキャンプする雪山へ連れられるが、ブラウニー族の惚れ薬を吸ったマッドマーティガンがソーシャに恋をしたり、その混乱に乗じて雪山を無事脱出する。バヴモルダによって全滅させられたエアクらギャラドーンの残党の力も借りて死の城ティル・アスリーンヘ。そこに潜む小鬼トロールや双頭の怪獣エバーシスク、追ってきたケールらと三つ巴の戦いとなり、エローラをまたもや奪われてしまった。だがマッドマーティガンに恋したソーシャが味方についた。一行はエローラを助けるためノックマール城へ向かうが、ハヴモルダの呪いによって全員豚になってしまう。だが呪文によって豚にならずに済んだウィローは、フィン・ラゼルを魔法によって人間に戻し、さらにはマッドマーティガンらの人間に戻してノックマール城に突入。ラゼル対バヴモルダの魔法合戦、そして最後はウィローの知恵と勇気でバヴモルダを見事倒した。地上は再び平和を取り戻し、ウィローは大歓迎をうけながら家族の待つ谷へと戻った。
MovieWalkerより
・感想ネタバレ含む
原案がジョージー・ルーカスということで、スターウォーズ好きなら観ておかないとと思い観賞。
ファンタスティックビースト観たあとだったからなんとなくファンタジーな映画が観たいと思ってね。
主人公はスターウォーズに出てくるウィケットの中の人らしい。
物語はシンプルに作られていて、小人の村に迷い込んだ腕にアザのある人間の赤ちゃんを元の村に返しに行こうという話。
その中で一緒に旅をする仲間と出会い、赤ちゃんを狙う悪い魔法使いを倒すのだ。
子どもも観やすいように物語をわざとわかりやすくしてるんでしょうね。
2時間を超える内容になってますが、面白くてあっという間でした。
ロードオブザリングっぽい雰囲気もあるんですが、そこまで映像は進歩していないため若干の見づらさはあります。
いかんせん時代の流れには勝てず。笑
ダメダメな主人公が旅をしていく中で成長していく姿は見どころで、最終的には魔法使いになるんですよ。
そういうところがスターウォーズと似てるなって思ったり。
序盤にウィローが見世物で豚を隠すマジックをするんですけど、ラストではそれが見事に伏線として回収されたときは興奮しましたね。
それから、ラスボスの魔女が面白くて、魔法で兵士たちを豚に変えるんですよ。笑
一瞬、千と千尋の神隠しかなと。笑
子どもたちも観るわけで、あんまりおぞましいものだと怖がっちゃうからなんですかね。
監督の優しさが出てるな思いました。
敵の女騎士が仲間に加わったのには正直困惑。
剣豪マッドマーティガンに惚れてあっさり裏切るんだもん。
恋は盲目だね。笑
裏切られた状況をあっさりと受け入れる魔女も魔女。笑
その辺いまいち理解できなかったかも。
最後にこれだけ、
ジョージー・ルーカス原案ということもあり、スターウォーズと重ねて観てしまっていた自分がいました。笑
どことなくそういう部分もあり、敵の甲冑なんかは日本の武将っぽくもあり、ダース・ベイダーっぽくもあったかな。
物語は至ってシンプルで、旅をして仲間を増やし悪を退治するといったよくある流れ。
ですが、そのシンプルさがこの映画の良さでもあり、人形やマットペインティングを使いCGに頼ることなくここまでの映像が撮れるということにおいても、長年多くの人に愛されてきた作品なのだと思いました。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。