『シャイニング(原題“The Shining”)』感想ネタバレ 〜ホラー映画の金字塔〜

『シャイニング(原題“The Shining”)』感想ネタバレ 〜ホラー映画の金字塔〜

 

 

・タイトル

シャイニング(原題“The Shining”)

・監督

スタンリー・キューブリック

・出演者

ジャック・ニコルソン

シェリー・デュバル

ダニー・ロイド

・公開年

1980年

 

 

ジャックの狂気に満ちた表情が頭から離れなくなる一本です。

 

 

オススメ度 ★★★☆☆

 

 

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・あらすじ

 

冬の間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人職を得た小説家志望のジャック・トランスは、妻のウェンディーと心霊能力のある息子ダニーとともにホテルへやってくる。そのホテルでは、かつて精神に異常をきたした管理人が家族を惨殺するという事件が起きており、当初は何も気にしていなかったジャックも、次第に邪悪な意思に飲み込まれていく。

映画.comより

 

 

 

・感想ネタバレ含む

 

 

ホラー映画の金字塔であるシャイニング。

前から観たいと思っていた作品の一つでした。

幽霊もゾンビもめっちゃ怖いですけど、それ以上に人間そのものが一番怖いんですよね。

それをこの映画では物語ってます。

 

 

物語は、小説家志望のジャックが冬季間ホテルの管理人に就くところから始まります。

山奥にホテルがあるため、冬場になると積雪の影響から客足が途絶えてしまうため、冬季間は営業をしないといった状況。

そこで管理人になると、冬季間のうちに精神が参ってしまうという。

ジャックは室内にこもって小説を執筆し、妻はこういう類のものを面白がるということで彼としては好都合であった。

家族三人をホテルへと連れ、冬季間住むことに。

間も無く冬が訪れ、外は一面大吹雪。

外にすら出られない状況が続いた時、家族三人の精神状態が不安定に。

そこからおぞましい惨劇が繰り広げられるといった展開となっている。

 

 

ジャック・ニコルソンの演技は凄かったですね。

本当に狂ってるのかなと思わせるほどの迫真の演技でした。

 

ジャック、最初はいい夫なんですよね。

妻と子供思いで。

この人があんな姿になるとは思いませんもん。

旦那がだんだんと狂い始めるのは、妻としてかなりの恐怖だと思います。

身近な人間がだんだんと狂い始め、自分のことを殺しにかかるんですからね。

映画なのに、観ている自分が追われているような気分になります。笑

 

 

家族三人がただ広いホテルの中を動き回るだけの映画ですが、演出が巧妙なだけあって、飽きることなく2時間半観ることができました。

それは、映像や恐怖心を煽る効果音、俳優たちの気迫溢れる演技がこの映画を素晴らしいものにしていると感じます。

 

 

あれ、ダニーの能力地味に凄いです。笑

ハロランと会話せずともコミュニケーションがとれるんですからね。

この能力がシャイニングというらしい。

コミュニケーション能力の他に、過去や未来を予知することもできるらしい。

終盤では、トニーに体を支配されてしまうダニー。(トニー:ダニーの中にいる何か)

ずっとレッドラム!と叫んでおり、ドアにウェンディーの口紅で「REDRUM」と書いた文字を鏡越しで見ると「MURDER(殺人)」と書かれているのだ。

恐ろしく巧妙。

そして気味悪い子供。

ウェンディーもよく気づいたよね。笑

何もそんな遠回しに伝えなくてもいいんじゃないの。

 

 

謎の双子の子供についてですが、以前管理人をしていたグレーディーの娘みたいですね。

あの子達は精神がおかしくなったグレーディーに斧で殺されてしまったようです。

この双子、度々ダニーの未来予知に出てきましたが、ダニーが同じ運命を辿らないよう残虐な映像まで見せて止めてくれようとしてくれたんですかね。

 

 

それから、237号室。

ここが何気に一番怖いシーンでもありました。笑

ハロランから絶対に入ってはならないと忠告までされた部屋。

もうこの時点で何かあるなってにおいがプンプン。

 

ダニーがその部屋に入り、知らない女に首を絞められ、くっきりついたアザのままウェンディーの前に。

慌てふためいたウェンディーがジャックに様子を見てくるよう頼みます。

その部屋のバスタブには美しい女性がおり、ジャックに近寄るや否や皮膚がただれた老婆になるんです。

この老婆、目に焼き付きますよ。

あれ、かなり怖い。

この女性、グレーディーの妻なんですかね。

よくわからないけど、そうとしか思えなかった。

 

 

あと一つ気になったのが、ラストシーンでの集合写真。

1921年7月4日に撮影されたもので、真ん中にはジャックの顔をした支配人の姿…

という謎を残して幕を閉じます。

 

1921年にはジャックが存在するわけがありません。

一体あれは誰だったのか。

物語の中で、グレーディーとジャックがトイレで会話するシーン。

そこではグレーディーが妙なことを言うんです。

「あなたこそここの管理人です。ずっと昔から。」

 

 

どういうこと!?

 

 

要するに、かつて1921年にジャックとそっくりな男は管理人として実在しており、ジャックはその生まれ変わりではないかということ。

ジャックはその縁でホテルへと招かれたのでは…

 

ではなぜあのホテルでは精神がおかしくなってしまうのか。

その答えの一つとして、孤独というものが挙げられるのではないか。

ジャックに似た男は写真の中で大勢の客と共にしており、ジャックが大広間に行った際も、大勢の客の幻を見せられていた。

つまり、ジャックに似た男は孤独を嫌っていたのではないか。

あの写真は孤独を恐れる男が永遠に孤独から逃れるために撮った一枚なのではないか。

諸々は孤独を嫌っていたからこその呪いなのだと…

 

 

 

最後にこれだけ、

やはりホラー映画の金字塔と言われるだけあって、演出や演技に至る全てにおいて上質な作品でした。

謎の多い作品でもありますが、そこは観て感じたことが答えなのではないかなと思います。

 

ジャックがウェンディーを追い詰めるシーンは誰もが知る名シーンですが、名シーンだからこそのギャップなんですかね、ウェンディーがジャックの手を切りつけて追い払うだけでだったのがただただ呆気なかったかな。

 

 

ということで、

 

長くなりましたが、このへんで。

 

 

それでは。

 

 

 

 

 

 

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