
・タイトル
ドリームハウス(原題“Dream House”)
・監督
ジム・シェリダン
・出演者
ダニエル・クレイグ
ナオミ・ワッツ
レイチェル・ワイズ
他
・公開年
2012年
そういうこと!?って驚いて、そういうことだったの!って驚いて、そういうことだったのか!!と驚きの嵐が吹き荒れます。
オススメ度 ★★★☆☆
・あらすじ
家族との時間を大切にするため仕事を辞め、郊外の家に引越したウィル。しかし、その家ではかつて、父親を除く家族全員が惨殺された忌まわしい事件が起こっていた。最初は気にしていなかったウィルだが、子どもたちが幽霊のようなものを目撃したり、不審な男が家の周囲に現れたりと、不気味な出来事が相次ぐ。やがて、過去の事件の犯人がまだ捕まっていないことを知ったウィルは、独自に調査を始めるのだが……。
映画.comより
・感想ネタバレ含む
こういうの結構好きなんですよね。
サスペンスホラー的な映画。
サスペンスホラーというか、最終的には家族愛溢れる感動的な映画になっちゃうんですけどね。
ジャケットもなかなか良くて、二人の姉妹が描かれてるんですけど、それが『シャイニング』を彷彿とさせていてなんかいいんですよね。
ホラーかと思えばホラーじゃない。
かといってホラーじゃないなら観なくてもいいやともならない。
最後まで目が離せない展開に終始振り回されますよ。
二転三転するストーリーはとてもよかったです。
会社を辞めて小説家になろうとしていた主人公ウィルがまさかの精神疾患を患っており、家族で越してきた物件は実は一家虐殺が起きていた場所であり、犯人はまさかのウィル!?であったり。
驚きが二転三転どころか四転五転するくらいの展開ぶりでしたよ。
冒頭でウィルが会社を辞めるとき、会社仲間から「ようやく出れるのね」って言われてたことにどういうこと?って思ったんだけど、それが中盤から終盤にかけてわかるんですよ。
要するにウィルは幻覚を見ていたようですね。
序盤ではウィルにしか見えない家族と幸せそうにしている様子が描かれていましたが、中盤からはそれがウィルの幻覚とわかり、終盤ではその幻覚として現れた妻がゴーストとして現れるんですよ。
ラストでその妻がウィルを助けるシーンがあるんですが、その時点で幻覚じゃなくゴースト。
何が言いたいかって、それが幻覚なのかゴーストなのかよくわからなくなる場面があるということ。
そんなんありますが、結局は幻覚でもゴーストでも愛する人を見守り続けることは当然のことであり、それが何であろうと愛することに変わりはないと思う単純にね。
中盤からどんでん返しの展開ですが、意外すぎる方向に進みすぎてちょっと不気味なものがありました。
ウィルが一家虐殺の犯人だと判明するのですが、そこで驚くのもつかの間、実は犯人はウィルではなかったんです。
二度驚きましたね。
犯人は他にいて、向かいの奥さんをターゲットにするはずだったらしい。
その犯人も犯人で、殺す相手間違えるかね。笑
最後にこれだけ、
愛する家族と幸せに暮らす家となるはずだったドリームハウス。
その幸せを一瞬にして奪われてしまったウィルを見ていてなんだかとても遣る瀬無い気持ちになりました。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。