
タイトル
X-MEN:ダーク・フェニックス(原題“Dark Phoenix”)
監督
サイモン・キンバーグ
出演者
ソフィー・ターナー(ダーク・フェニックス/ジーン・グレイ)
ジェームズ・マカボイ(プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア)
マイケル・ファスベンダー(マグニート/エリック・レーンシャー)
他
公開年
2019年
おすすめ度 ★★★☆☆
あらすじ
X-MENのリーダーであるプロフェッサーXの右腕として、メンバーからの信頼も厚い優等生のジーン・グレイだったが、ある宇宙ミッションでの事故をきっかけに、抑え込まれていたもうひとつの人格「ダーク・フェニックス」が解放されてしまう。ジーン自身にも制御不能なダーク・フェニックスは暴走をはじめ、地上の生命体が全滅しかねない、かつてない危機が訪れる。
映画.comより
感想ネタバレ含む
X-MENシリーズは一応全て鑑賞済みだったので、今作『ダーク・フェニックス』は心待ちにしていた映画でした。
ですが、X-MENシリーズのラストとしては少し物足りなさを感じるところがあったかなー。
もっと違う終わり方で締めくくってほしかった…。
2000年に一作目が公開されてから約20年。
その集大成としてはなんとも力不足。
X-MENの一ファンとして、アベンジャーズ/エンドゲームを観たときの感動を超えてほしかったなー。
ですが、アメコミ映画の筆頭に立ち礎を築き上げてきたことに関しては単純にすごいの一言に尽きますね。
シリーズを追いかけてきた人にとっては少なからず響くところがあると思います。
X-MENは旧3部作、新3部作、スピンオフも含めると通算11作品にもなる超大作シリーズ。
旧3部作では3作目となる『ファイナルディシジョン』でジーンが暴走しウルヴァリンによって殺される悲劇的なラストが印象深く、新3部作では2作目である『フューチャー&パスト』で時間軸が変わってしまい、旧3部作に繋がらない少しややこしいことになったのはご存知かと思います。
そしてシリーズ最新作である『ダーク・フェニックス』は時間軸が変わってしまった後のジーンを中心に物語が展開していきます。
今作はジーンの心の葛藤を表しているかのように全体的にやや暗めな感じを演出しているなと個人的には感じました。
それから、ざっくり内容言うと、「ファイナルディシジョン』と同様にジーンが暴走します。
やはりジーンは最強でしたね。
ミュータントの中でも無敵に近くないですか?笑
あのマグニートーやプロフェッサーXの力をも抑え込むほどですよ。笑
そんな計り知れない強大な力を持ったジーンに焦点を当ててるため映画のスケールは若干小さめなんですよね。
内輪揉め的な感じになってるのよ。
その揉め事の最中、レイブンがジーンに殺されてしまうんです。
X-MENシリーズの主要キャラの一人が死んでしまうショックは計り知れなかったです。
一番の衝撃でしたね個人的には。
列車での戦闘シーンもめちゃくちゃかっこよかったなー。
得体の知れない宇宙人からジーンを守るためにX-MENが立ちはだかるシーンには胸が熱くなりましたよ。
そこからは個々の能力を駆使して戦うんですけど、毎度のこと、能力がかっこよすぎる。
特にマグニートーはやばいですね。
マグニートーに関しては、まず、プロフェッサーXと仲悪いのになんだかんだ助けてくれるところが男前。
そんでもって磁力を自由自在に操り列車ごと捻り潰すところなんかは爽快でした。
ラストでは引退したプロフェッサーXとマグニートーがチェスを始めるところで幕を閉じるのですが、旧3部作での二人の間の確執が昇華されたかのように感じました。
時系列はよくわからないし伏線の回収とかもありませんでしたが、最終的にはいい終わり方だったので良しではないでしょうか。
最後にこれだけ、
20世紀FOXも今後はディズニーの傘下になります。
そこで20世紀FOXとMCUが起こす化学反応がどこまでのものになるのか、期待が高まるばかりです。
その序章が今作『ダーク・フェニックス』なのではないかと勘ぐってしまっているところ。
いろいろ言いましたが、結果素晴らしい作品でした。
ということで、
長くなりましたが、このへんで。
それでは。